PCゲー『The Vanishing of Ethan Carter』ファーストインプレッション(ネタバレなし)
これは名作の予感!
ポーランドの開発会社The Astronautsの処女作PCゲーム『The Vanishing of Ethan Carter』のファーストインプレッション
超美麗の最新アドベンチャーゲームはどうなのか?
感想というより簡単な紹介です
※注:まだプレイ途中なので記事に誤りがある可能性あり
『The Vanishing of Ethan Carter』
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Walking Simulator
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オープンワールド(風)
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探偵アドベンチャー
「Walking Simulator」とは一般的には3D空間を探索するという『dear esther』風のゲーム総称のこと。日本産なら『アクアノーツの休日』シリーズもこれに入るかな。大抵、一人称視点(FPS系)であり、競技性(ゲーム性)より雰囲気を優先するもののアクション、パズル、推理、アドベンチャーといった様々なゲームジャンルと混ざり、ホラー、サバイバル、エコ、SF、哲学といった様々なモチーフを使ったものがある。『dear esther』を皮切りに最近急増しだした
『The Vanishing of Ethan Carter』はそんな「Walking Simulator」らしい探索をマップ切り替えなしのオープンワールドというただっぴろい空間で行うので思う存分歩けるぞ
そして歩いて何をするのかと言えば失踪した少年を探す探偵業だ。このゲームには主人公以外に人が見当たらないので足で手がかりを探すしかない。だから思う存分歩かされるぞ
しかもこのゲーム。ヒントもなければチュートリアルも無いし、マップ機能も無い。だから迷ったりなんかしたならば思う存分歩き回ることになるぞ
でも大丈夫!このゲームは歩くのが楽しいから!細部まで描きこまれた美しい景色にリッチな映像処理とリアルな環境音に合わさる綺麗なメロディによって、名所観光をしているような気分になる
黒部ダムもびっくりだ
ハートの岩に恋愛祈願するとうんたらかんたら
水の表現も綺麗
ちょっと絵画っぽい絵作り
(俺の32bitPCでも光源処理は綺麗んぐ)
ホラー展開の予感
「Walking Simulator」は独り言が多いのさ
世界の橋から(きれい)
世界の車窓から(こわい)
この道行けば……うんたら
これは歩いてるだけで楽しい!
しかもオレのようにショボイPCでなければ高解像度テクスチャで(きっと)ずっと美しい映像になるんだ
というように美しい景色を眺めて歩くだけでもいいのだ!
もちろん探偵らしく捜査を行うのも楽しいぞ。いまのところアイテムさがしとちょっとしたパズル要素があった。とりあえず攻略の手順としては移動し過ぎずにしらみつぶしで探せ
手がかりを見つけると文字が浮き出てくる。がんばってすべての手がかりを探そう(ノーヒントだから結構大変だった^^;)
このゲームは”フォトグラメトリー”という様々な角度から撮った実写写真をデータ化してオブジェクトを再現する技術を活用している。この技術が美しいだけではない本物の空間を歩いているように感じるほどのリアリティのある「Walking Simulator」体験を生んだのだ。
左が実写、右がゲーム画面。聖地巡礼待ったなし
ゲーム開発会社の公式ブログでも説明されているぞ
またプロの翻訳家武藤陽生氏によって日本語化MODが作られているので英語が苦手でもストーリーを楽しめる(しかもゲーム開発会社公認らしい)
イーサン・カーター日本語化ファイル公開! - ゲーム翻訳リターンズ
ただし日本語化すると文字のポップアップで大きな遅延が発生する(翻訳者のブログで説明されている)。ほかには問題は見当たらなかったけど、導入する方は自己責任でお願いします
あと要求スペックが結構高めなので注意。ぶっちゃけ32bitのOSだとほにゃららしないと動かない(動かなかった)。ほにゃららする場合も自己責任でお願いします
海外ではPS4への移植も決まっている『The Vanishing of Ethan Carter』
シナリオの評判も結構いいみたいだしオススメです(まだクリアしてないけど)