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ライアン小川凄すぎる!投げれば3試合連続自責点ゼロ!打てば11球粘っての押し出しで決勝点を奪い取る!これが勝てる投手!これぞエース!!ヤクルト4-0巨人

ライアン小川だけで勝った!!凄すぎるぞこいつ!

エースなんて言葉じゃ足りない

大エースと呼ばせてくれ、ライアン小川!!

 

7回1/3 123球 被安打7 与四死球2 奪三振6 無失点

この数字だけでありがとうと言いたいが

決勝点も小川が自分で取ってくれたのだから凄い

何よりも小川対菅野というエース対決で0-0という緊張感あふれる展開の中

ヤクルト打線がなかなか打ててない中でなんとか作った2アウト満塁というおそらく今日唯一かもしれないチャンスで

11球粘って押し出し決勝点を手にした!!

あの集中力

あの闘争心

あの冷静さ

これが一流のアスリートというものなのか

 

小川のおかげでついに単独2位へ浮上!!

首位阪神とも3ゲーム差でリーグ優勝のチャンスはまだまだある!!

 

2015年8月26日 ヤクルト4 対 0巨人

勝利 小川(ヤ)

敗戦 菅野(巨)

 

今年一番印象に残る試合だったかもしれない

ヤクルトのエース小川

巨人のエース菅野

同期ドラフト入団で新人王も争ったライバル対決

 

一年目は小川が新人王最多勝を取り、防御率でも上の成績を残したものの

この2年を経ての評価は菅野の方が大きく上だと思う(人気はさておき)

 

ヤクルトファンの俺から見ても菅野の方が

球速

制球

変化球のキレ

牽制フィールディング

全てにおいて菅野の方が上だと思う

 

それでも新人王は小川が勝ち

今日の試合も小川が勝った

偶然では無く、実力で勝って見せた!!

 

投手としての完成度では菅野が上でも

エースという存在としての価値はあきらかに小川が上回った

 

 

今日の試合のターニングポイントはなんといっても4回裏

0-0という先に失点した方が負けそうな緊張感あふれる中で

ヤクルトは畠山雄平の連続ヒットでチャンスを作るもミレッジ大引が連続三振をしてしまい

2アウト1.2塁で8番中村を迎える

この日菅野の調子はむしろ良さそうに見えたし、畠山雄平のヒットもやっとの単打でしかなく、正直ヤクルト打線は攻めあぐねていた

ただ0-0という失点を許さない状況だったので巨人バッテリーが安全策として8番中村を四球で歩かせて9番投手小川と勝負するのは当然の作戦だったと思う

 

今年の小川は前回の巨人戦で本塁打を放ったように打者としての自覚を持っていたし

もちろんこの打席でも打つ気充分に集中していたのはテレビからも伝わった

対する菅野も決して打者小川を侮ることなくこの日一番の集中力を発揮したと感じる

 

2アウト満塁で打者は9番投手というセオリー通り外角に変化球を続けた

打撃練習をあまりしない投手にとってプロの投げる変化球を打つのは難しいと言われる

しかし(おそらく)第5球目に小川が打ったボールはライト方向へ放物線を描いた

惜しくもファールとなったがスタンドまで届く大飛球。まして右打者がライト方向への流し打ちである

 

球場の空気は大きく変わった

 

もしかしてヒット打つかも……どころか

もしかして満塁ホームランを打つかも、である

 

次に巨人バッテリーが選んだのはストライクゾーンからボールゾーンへ変化するカットボール。コース、高さ、キレ全て完璧なボールだった。それを小川はバットに当ててファールにしてみせた

次はパワーのある149キロのストレート。これもファールにカットした

更に外角のスライダーを選球眼よく見送ってフルカウント

ヤクルト打線のバットがことごとく空を切った最高の変化球もストレートもどちらも小川はカットしてしまった

 

最後の11球目、わずかに集中力が切れたかボールがすっぽ抜けてボール

押し出しの決勝点がヤクルトに入ったのだった

 

これで菅野は心が折れて、続く比屋根にも押し出し四球

川端にタイムリーヒットを打たれると、山田の打席ではバッテリーエラー(捕逸)でこの回4点失いノックアウト

 

対する小川は5回からは尻上がりに調子を上げて(というか巨人打線にしつこさが無くなり)、順調に8回途中まで無失点に抑えてみせた

 

 

新人のころから比較され続けてきた小川と菅野

何が違うのか、やはりメンタルか

メンタルって何だ?(哲学的だ笑)

ひとつ確信していることは小川の方がナインに、ファンに信頼されている

チームを背負っているということ

 

これで小川は今季9勝6敗で2ケタ勝利目前

更に防御率も3.01で2点台目前である

 

小川の試合は全部勝つ

チームもファンもその気でいる