LaLaに載ってる池ジュン子先生の『水玉ハニーボーイ』が面白い!これを!これをアニメ化しろよぉぉぉ!!京アニぃぃぃぃぃ!!
絶賛放送中であるTVアニメ『赤髪の白雪姫』のドラマCDが付録と知り購入した少女漫画雑誌『月刊LaLa 3月号』(500円くらいでドラマCDが付くとかすごいコストパフォーマンスだ)を勇気出して購入
そこの巻頭カラーにはとんでもない漫画が載っていた
それが水玉ハニーボーイである
ページを開くと
男湯に誤って侵入した主人公⇒わかる
入浴中だったオネエ男子⇒???
オネエ男子が主役=??????????
この時点で既にちょっとおかしいものの
乙男とかの系統かな?と思いきや
完全に女言葉である
ちなみに左上で頬染めてるのが男主人公(オネエ)である藤君、黒髪ロングが女主人公の仙石さん
そうこの漫画は
オネエ男子に惚れられた女の子の物語
当然
口調も仕草も趣味も女性そのもの
いや
女子力高いとか女性的というより
オバサン的だわ(つーかマツコデラックス?)
「いやーん」
「やだもー」
「でしょでしょー」
↑
これらの言葉は決して女子力高いとは言えない
公式サイトのアオリ文「仙石さん…あたしを食べて」
すでに台詞のセンスがヤバイ
基本ギャグ色強めのラブコメ
オネエ男子こと藤君は身体を張ってギャグを振りまいてゆく
第一話冒頭からこれである
そのなかで
少女マンガパワーが炸裂する
「今は仙石さんしか目に入らないわ」(足にキス
「今は仙石さんしか目に入らないわ」(足にキス
「今は仙石さんしか目に入らないわ」(雌豹の顔で足にキス
さすが少女漫画である
オネエ男子ですらカッコいい
思わずコミックス(1~3巻発売中)を購読してみるとやはり素晴らしい
ギャグ漫画としても面白いし恋愛模様も上手い
女性的な男性と男性的な女性の恋という設定なら珍しくないけど
藤君レベルはまずいない(と思う)
所作がびっくりするほど女子(というかオバサン)のそれ
家庭的な男性、かわいいもの好きの男子、宝塚にあこがれる男子、女装する男、これらはあくまで精神的な主軸は男として描かれていた
逆にBL、男の娘など精神的には女として描かれたものもあった
しかし藤君は……本当にわからん
男なのか、女なのか(バイセクシャルではなく、あくまで女性が好きらしいが)
男とか女とか超越してる
しかも積極的にヒロインを口説いてるし、男でも女でも無いなんか変なカッコよさがある
それでいて恥ずかしがって顔を赤くする
でもキャラは壊れてない
言うならばドラえもんみたいな??存在か??バケモノ??
一番近いのはオネエタレントなのだが
オネエタレントと付き合いたいと思う女子がいるのだろうか??
たぶん、いる。
けど滅茶苦茶ニッチだろう
こんな限りなくゼロに近い層へ向けての漫画を描かせるとは進んでいるな少女漫画!!どれだけ尖ってんだ編集!!
と感心していたのだが作者の柱コメントを読むに
オーダーはイケメンだったがあまりに筆が進まなかったので編集が折れて好きなのを描かせてもらったらしい
やっぱり作者は変態フェチシストだったか(賛美
一応フォローしておきますが池ジュン子先生は読み切りや短編ではちゃんとイケメンを描いてます
ただ長編デビューは着ぐるみに恋する女子高生が主人公だったのでやはり……
しかしこのフェチが無ければこの繊細なバランスでの人物描写はできまい
本当に絶妙としか言えない
絶妙な表情
絶妙な表情
だから
これを
アニメで観て見たいいいいいい
こーゆー作品をアニメ化すべきなんですよ
きっと京都アニメーションとか好きだと思うんですよ
繊細なジェンダー表現とそれをごまかすかのような怒涛のギャグ
絶対好きだと思うんだけどなぁ
何より藤君をどう作画(というかアニメーション化)するのか見て見たい
体格の良い男性が女性の所作をするってかなり変わってるし面白い動画になるはず
ただBD・DVDは売れないかもなぁ
とにかく池ジュン子先生は天才なので読むべし
読み切り版は無料で公開されてるよ