思い出のマーニーは傑作(ネタバレなし)
号泣、号泣、号泣である
土下座、土下座、土下座である
完敗、完敗、完敗である
およそ考えうる最高のアニメだったような気がするのである
始まって5分で泣いてしまったのである
さらに約90分のうちに5回は泣いてしまったのである
正直、嗚咽をこらえきれず
ハッ、、、、ハッ、、、、
とか恥ずかしい声が出ていたのである
もう劇場が無人であったなら野々村議員化していたこと間違いなしなのである
ちなみに土下座は「こんなに素敵なアニメをみせてくれてありがとう」という土下座なのである
もう「宮崎駿と比べてどうとかジブリがどうとかどうでもいい!!思い出のマーニーが好きなんじゃあああああ!!」である
これ(思い出のマーニー)こそが児童文学であり文学であり人なのである
とりあえずシナリオについてはネタバレになるのでそれ以外の感想をば、なのである
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○美術凄すぎ
実写映画界にて海外でも活躍する種田陽平が美術監督を務めた今作の
美術(背景や小道具)はこれまでのジブリのどれにも似つきません
どちらかというとPS3ゲーム「ラストオブアス」に似ているのでは
背景動画はより静止画優先だが
作画部分との違和感も無い(まぁそれはアニメーターの作画レベルが美術に合わせられるほど高いということなのだが)ので徹底的に質をあげられているように感じます
↑いままでの作画融合させるための美術ではなく、美術自体がわがままを発揮できているのでイメージイラストに近い
↑これは原作の表紙。映画は設定を原作のイギリスから北海道に変えているが、これまでのジブリ作品で一番原作の美術イメージに近いのではないだろうか
↑ピンクと紫が混ざった感じが独特だと思うんです
↑まぁ結構背景動画あるんですけどね。あまり主張してないってことで
○繊細な作画
元ジブリの安藤雅司さんが作画監督(キャラデザ)ということで評判らしいのですがCMを観て
ん?
んー
んーー
(この顔デザは)ちょっとキツイカモ……
って思いましたが劇中は気になりませんでした
キャラクターの表情が台詞の意味や感情を語るのですが
それほど複雑な表現ではなく分かりやすい表現だったです
ただ感情の度合いが繊細に表現されているので表情を観ているだけで面白いんですね
映画で見ると杏奈もマーニーも可愛く見えるしOK^^
(CMのカット選んだ奴はあとで屋上な)
↑ボートを漕ぐ演技や波の作画とか凄いけどジブリなら当たり前に思ってしまう(汗
↑鳥さんもバンバン出てガンガン動く。あと画像が見つからなかったけど料理シーンも豊富です。結構サービス精神旺盛な映画なのだ
○音楽が効果的
この映画って予想以上に音楽曲が使われてるシーンが多くて
曲が流れてないシーンは環境音がずっと鳴ってるし
米林監督がここまで音を使う人だとは意外でした
ただ各曲の主張は抑えられているのでうるさくは無いです
思えばアリエッティもがんがん曲や環境音を使ってましたね
×宣伝がクソ
まずキャッチコピーがダサい
「あなたのことが大すき」
鑑賞後なら納得だけど、この文句で興味魅かれるかなぁ?
まぁ鈴木P考案の他のキャッチコピー案はさらに最悪だったのですけどね
第二弾ポスターがダサい
↑これよりも
↓こっちの方が合ってる気がする
CMがクソ
なんか映画館で観たものより全体的に白い靄がかかったような映像なんですけど
私のディスプレイ表示がおかしいのでしょうか
とまあ魅力満点なんで見るべきです
シナリオも納得いくものですし
文句なしの傑作です。いやまじで