これが10勝するけど10敗するピッチングか。でも中村君が悪い。ヤクルト2-6広島
お互い味方のミスで失点が始まり、それでも踏ん張れたジョンソンと崩れた石川。
昨日はレベルの高い試合に見えたけど今日はどちらも弱小チーム同士らしい、というか高校野球みたいなギャンブルプレーの連続で……
貧打同士の戦いとなると球威の差で石川よりジョンソンに分があったかな
2015年5月2日 ヤクルト 対 広島
意外にも先制はヤクルト
2回先頭打者畠山のヒットにつづき
次打者雄平のヒットをレフトロサリオが送球ミス&石原のカバーミスでまさかの得点
なおもノーアウト3塁というチャンスで1点も取れないヤクルト下位打線
こ、これが貧打線か……
何が不味いって
ゴロでも外野フライでも1点入る場面で
荒木、強いショートゴロ
中村、ショート正面ライナーでゲッツー
正直、スクイズも難しいとは思うけどこの二人の打者をそこまで信頼して良かったのか……
特に中村の打席ではランエンドヒットに近い感じで甘い高めをライナーって……
叩きつけてくれれば1点追加できたのに。
相手が防御率1位のジョンソンということもありなんとしてでももう1点得ておくべきだった
それでも相手のミスがあったとはいえ先制したのは大きい
ヤクルト先発石川の立ち上がりは素晴らしかった
変化球のキレとコントロールが完璧で4回までノーヒット
しかしこういう時に限って思わぬ落とし穴があるもの。
5回表先頭打者ロサリオがサードへ高いバウンドの打球で内野安打
ここで牽制球に引っかかりそうになるロサリオ
あきらかに盗塁を狙っていることがバレバレななかで盗塁を試みるロサリオ
ヤクルトバッテリーはウエストしてタイミング的には完璧にアウト
しかし捕手中村の送球がそれて盗塁成功となった
結局このあと梵がヒット
鈴木がセカンドへの犠牲フライ(?)で1点入り広島は同点にする
しかもこのあと安全パイかと思われた石原、ジョンソンにもヒットを打たれ危ないなかぎりぎりで退ける
この回の裏
長い広島の攻撃でジョンソンの調子に変化があるかもと期待できるなか
中村がヒットで出塁するも牽制死
2回の追加点チャンスを潰し、相手の同点に絡む送球ミスにつづいてのミス。それがキャッチャーであったことがヤクルトの不運かもしれない
6回表、4回までの完璧な投球とは程遠い制球難に陥る石川
決め球がことごとく真ん中に入ってしまい先頭打者菊池に安打をゆるすも
菊池の走塁ミスで丸の犠打がゲッツーになり
2アウトランナーなし
立ち直る絶好のチャンスが生まれるもばっちり連打をくらい勝ち越される
その後、リリーフ陣が満塁ホームランを打たれた気がするがそんなのどうでもいいよね。リリーフの責任でもないでしょあれは。
特に1アウト満塁のピンチで登板した中澤に初球ストライクを要求したのはもう冷静で無くなってしまった中村のリードミスとしか思えない
実際そのあと中澤は2人を凡退に抑えてるし、緊急登板した投手にまずは様子見のボールから入るべきでした
どんな名手でも失敗はする
ただ、どこかで立て直さなければならなかった
これがバッテリー以外ならば他の選手がカバーできたかもしれない
しかし、ゲームの中心となるキャッチャーが崩れ、それに合わせて投手も崩れては立て直せない
特に今年のヤクルトは試合途中でキャッチャーの交代は無いはず
懲罰交代を嫌うというか、試合の責任は最後までキャッチャーが背負うべきだという自覚と覚悟なのだろう
ならばやはり今日の敗戦は中村が背負うべきだ
中村が弱いキャッチャーだとは感じない
相川がいれば勝てたなぞ微塵も思わない
ただ今日の中村は悪い
今日の石川は燃えていた。初回から飛ばしていた
コントロールが悪くなって球が浮いてきたのならば中村が石川をコントロールすべく叱るなり宥めるなりしなくちゃならないのでは
自分のミスで失点した負い目から消極的に見えた
酷い敗戦ではあったが糧になりそうな試合であった
ガンバ「ガンバ!!中村!!」