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ビッグベースボールの時代に移るか!?パワーが求められる野球。生まれ変わろうとする東京ヤクルトスワローズ。それはそれとして負けました。。。ヤクルト7-8広島

ビッグベースボールの波が来ている

 

交流戦開始以降、パリーグセリーグ陣に対して優勢と言われ続け、その最大の原因と言われるのは投打においてパリーグの方がパワーがある、というものだ

 

何故パリーグはパワーがあるのか。という原因として挙げられるもので主要なのは

 

・審判のストライクゾーン判定が狭いため制球よりも球威で押すパワーピッチになる

・DH制

・ドラフト競合でパリーグがくじを当てている

 

このうち審判のストライクゾーンについては2011年からセ・パで審判が統合されたので影響は無くなっていくだろう

ドラフトはくじ運としか言いようがないので何とも言えない

DH制については一番議論に上がるが制度を変えるのは異論も多いかもしれない

 

これらセ・パ格差とは別に近年の野球においてパワーが求められるようになった原因がある

守備シフトである

 

 (週刊ベースボールで読んだ曰く)メジャーリーグでは選手個人個人のビッグデータ管理が進み個々に細かい守備シフトを敷くことが増え、安打が減ったそうだ

そこで連打よりも守備シフトをものともしないソロホームランの方が点を取りやすいと考え、ビッグベースボールが見直されている、とのことだ

 

NPBでも守備シフトは近年よりいっそう極端に敷かれるように感じる

我がヤクルトでも一昨年首位打者であった川端が去年は守備シフトに阻まれ打率は下がってしまった

ホームランは野球の華でありながら、確実性のある攻撃という評価になりつつある

 

対して投手はホームランを打たれない方法を探ると、球速という点が評価されている

球速が速いほどホームランを打たれる確率が低いというデータがあるようだ

一方、ホームランを打たれる確率が最も高い球種はフォーシーム(ストレート)というデータもあるようだ。どっちなんだよ(笑

結局のところ本当に速球派がホームランを打たれにくいのか?という疑問は残るが

ヤクルト投手陣の被本塁打が多いのは球が遅いせいだ、というのは腑に落ちすぎるくらい腑に落ちる

 

おそらくヤクルト編成部も同じ考えに至ったためであろう、去年のドラフトは速球派投手一色であった(もともと150キロ超えというカタログスペックの投手が多い中でも特に速い星、梅野、中尾を獲得)

 

そして現ヤクルト投手陣も新しいスタイルへと変わった

2016年と2017年5月9日までのデータを比較してみる

※以下のデータはhttp://lcom.sakura.ne.jp/NulData/index.htmlより引用

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注目してほしいのは三振と四球の数だ

どちらも2016年はリーグ平均を大きく下回っていたが、今年に入りリーグ平均より良化している

これは「かわすピッチング」から「ねじふせるピッチング」へと変化したことを示す

 

今年は試合を観ていてもストレートで押す場面が多く、チームの意識としてストライクゾーンでのストレート勝負という課題に取り組んでいると思われる

 

といいつつ

フォーシームはホームランを打たれる確率が高いのだからこれがビッグベースボール時代に対する正しい対策かはちょっとまだ分からないのだが

成績(防御率)も良くなってるんだからとりあえずこれでいいんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年5月10日 ヤクルト7-8広島

本塁打 広島3本 対 ヤクルト2本

 

はい。ビッグベースボールに負けました(ナミダ

球の遅い先発山中はともかく、速球派のリリーフであるルーキと原まで本塁打喰らうとは………